アテノロールについて
アテノロールとは?
アテノロールは「β遮断薬」という系統の薬
高血圧症の治療薬
狭心症や不整脈の治療にも使用される
アテノロールを使った薬の一例
トーワ
サワイ
タイヨー
ファイザー
アテノロールが作用する仕組みと特徴
β1受容体に選択的に作用する
ISA(-)の特徴を持つ
水溶性で副作用が少ない
半減期が長く持続性がある
片頭痛の予防薬として使用
アテノロールの副作用について
飲み始めの倦怠感やめまい
比較的多くみられる副作用
重い副作用の初期症状かも?
アテノロールは凄い薬だった!
アテノロールについて
ピン

アテノロールは、主に高血圧症や狭心症の治療薬として、広く使用されている薬です。最近ではジェネリック医薬品としても取り扱いがあり、様々な製薬会社でも販売されている、割とポピュラーな内服薬と言えるでしょう。

この内服薬を飲む場合は、どんな病気にかかっている時か、取り扱い製薬会社や作用の仕方、副作用についてご紹介したいと思います。すでに飲んでいる方は、処方された時に説明されているかと思いますが、今一度、気を付けたい点などを確認してみて下さい。

アテノロールとは?
アテノロールは、主に高血圧症・狭心症・不整脈の時に処方されると言いましたが、実際に服用した時に、どういう効果があり、どうして高血圧症・狭心症・不整脈の症状を改善するのかを説明していきます。

アテノロールは「β遮断薬」という系統の薬

アテノロールは、ベータ遮断薬(ベータブロッカー)と呼ばれる薬です。海外では、臨床試験を経て、脳卒中や心筋梗塞にも効果的だと言われていますが、日本では高血圧症・狭心症・不整脈以外に処方される機会は少ないです。

特に、心臓に働きかける作用がありますので、心臓病がある方などの服用の際には、細心の注意が必要になります。

心臓選択性β遮断剤アテノロール錠|日医工株式会社

5.高齢者への投与
(2)高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている。 [脳梗塞等が起こるおそれがある。]

高血圧症の治療薬

日本では、高血圧症・狭心症・不整脈などの症状がある場合に処方されることがほとんどです。

高血圧症は、血管が常に強い圧力にさらされている状態です。この状態が長く続くことで、脳卒中や心筋梗塞、動脈瘤の生成などの危険性が高まります。血圧を下げることで少しでも危険性を押さえるため、投薬治療が行われることがほとんどです。

β受容体を遮断することで、心臓の交感神経への働きを制限し、心臓の動きを落ち着かせることで血圧が下がります。

アテノロール錠25mg「タイヨー」の効果・副作用 – 医療総合QLife

狭心症や不整脈の治療にも使用される

β受容体には、β1受容体、β2受容体、β3受容体があります。このうち、β1受容体は心臓に存在し、アテノロールはこのβ1受容体に作用します。β1受容体に作用したアテノロールは、心臓の働きを落ち着かせ、心拍数を減少させます。

狭心症のように、冠動脈が細くなっている場合は、心臓の働きが激しくなる(心拍数が増える)と、急激な血液供給・酸素供給に追いつかないため、胸痛を引き起こします。

不整脈は、心拍数が以上に多くなったり、血液を送り出せない弱い拍動が繰り返されたりすることで、血液が心臓から全身へ十分に送り出せません。このような状態の時に、アテロームを服用することで、心臓への負担を解消させて、症状を緩和させます。

アテノロール錠25mg「タイヨー」の効果・副作用 – 医療総合QLife

アテノロールを使った薬の一例
全てではありませんが、各製薬会社が販売しているアテノロールが入っている薬をご紹介します。基本的に、降血圧薬は2回分を一度に飲むことは禁忌であり、医師の指示なしに服用を中止しないようにして下さい。

過剰服用は、めまいや徐脈、意識障害、呼吸困難などを引き起こすこともあります。もし、1回分飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに服用し、次の服用が近い場合は、忘れた分は服用せずに飛ばすようにしましょう。

トーワ

ピン

商品名:「アテノロール錠25mg」
薬価:1錠あたり5.8円
剤形:白
包装:薄緑

β受容体遮断作用による降血圧効果があります。また、心臓の働きを抑制し、狭心症発作の予防、頻脈性不整脈の予防効果があります。本態性高血圧の軽症から中等症、狭心症、頻脈性不整脈の治療薬として使用されます。

1回2錠(50mg)を1日1回服用し、最大用量は1回4錠(100mg)までとされていますが、年齢や症状、治療中の疾患などによって増減します。

アテノロール錠25mg「トーワ」の効果・副作用 – 医療総合QLife

サワイ

商品名:アテノロール錠50mg
薬価:1錠あたり5.9円
剤形:白
包装:薄緑

β1受容体遮断作用による降血圧効果があります。また、心臓の働きを抑制し、狭心症発作の予防、不整脈予防効果があります。本態性高血圧症の軽症から中等症、狭心症、洞性頻脈、期外収縮などの頻脈性不整脈の治療薬として使用されます。

1回1錠(50mg)を1日1回服用し、最大用量は1回2錠(100mg)までとされていますが、年齢や症状、治療中の疾患などによって増減します。

アテノロール錠50mg「サワイ」の効果・副作用 – 医療総合QLife

タイヨー

商品名:アテノロール錠25mg
薬価:1錠あたり5.8円
剤形:白
包装:水色

β1受容体遮断作用による降血圧効果があります。また、心臓の働きを抑制し、狭心症発作の予防、不整脈予防効果があります。本態性高血圧の軽症から中等症、狭心症、頻脈性不整脈の治療薬として使用されます。

1回2錠(50mg)を1日1回服用し、最大用量は1回4錠(100mg)までとされていますが、年齢や症状、治療中の疾患などによって増減します。

アテノロール錠25mg「タイヨー」の効果・副作用 – 医療総合QLife

ファイザー

商品名:アテノロール錠25mg
薬価:1錠あたり5.8円
剤形:白
包装:ピンク

β受容体遮断作用による降血圧効果と、それによる心臓負荷の軽減効果があります。本態性高血圧症の軽症から中等症、狭心症、洞性頻脈、期外収縮などの頻脈性不整脈の治療薬として使用されます。

1回2錠(50mg)を1日1回服用し、最大用量は1回4錠(100mg)までとされていますが、年齢や症状、治療中の疾患などによって増減します。

アテノロール錠25mg「ファイザー」の効果・副作用 – 医療総合QLife

アテノロールが作用する仕組みと特徴
アテノロールが、血圧を下げたり、頻脈などの症状を改善するに至る作用の仕組みを説明していきます。

β1受容体に選択的に作用する

ピン

上記でも少し触れましたが、β受容体には、β1、β2、β3と3つの受容体がありましたね。アテノロールは、心臓に存在するβ1受容体に作用することで、心臓の働きを落ち着かせ、その結果として血圧を下げたり、不整脈を改善すると説明しました。

このβ受容体ですが、β2受容体は、気管支に存在し、β3受容体は脂肪細胞に存在しています。β受容体すべてに作用が及ぶと、気管支への影響で気管支が拡張しにくくなる、脂肪細胞への影響で、脂肪が分解されにくくなるといった副作用があります。

アテノロールは、β受容体の中でもβ1受容体に選択的に作用するため、上記のような副作用が少ないと、近年では処方される数が増えているようです。

アテノロール錠25mg「タイヨー」の効果・副作用 – 医療総合QLife

ISA(-)の特徴を持つ

ISAとは、Intrinsic Sympathomimetic Activityの略で、内因性交感神経刺激作用のことを言います。

ISAには、(+)と(-)があり、ISA(+)は、β受容体を遮断する作用とβ受容体を刺激する働きの両方の作用を持ち合わせています。そのため、β受容体を刺激する要因となるものが体内に存在している場合は、「β受容体遮断薬」として働き、存在していない場合は、「β受容体刺激薬」として働きます。

ISA(-)は、上記のような作用がないβ遮断薬をいいます。β1受容体のみに作用して、その他の受容体には影響を及ぼさないことから、副作用が軽減されると言ったメリットがあります。

βブロッカー | ベータ遮断薬 | 池袋スカイクリニック

水溶性で副作用が少ない

アテノロールは水溶性のため、そのほとんどが腎臓から直接排泄されます。また、水溶性なので、中枢神経系に作用することが少ないため、不眠などと副作用のリスクが低いです。

βブロッカー | ベータ遮断薬 | 池袋スカイクリニック

区西池袋。

半減期が長く持続性がある

半減期とは、血中にある成分の濃度が半分になるまでの時間のことです。この半減期が早ければ効果時間は短く、長ければ効果時間は長くなります。アテノロールはこの半減期が24時間と長く、効果の持続性があります。

脳卒中治療ガイドライン

β遮断薬は 24〜72時間後の拡張期血圧のみ低下させた。

片頭痛の予防薬として使用

β遮断薬は、時に片頭痛の予防薬として使用されます。

有効とされているβ受容体遮断薬で、代表的なものは「インデラル(プロプラノロール)」です。気管支喘息や心不全などの、β受容体遮断薬の服用が禁忌である症状がない場合はこちらが第一選択薬として処方されることが多いです。

アテノロールも、片頭痛予防薬として有効であることは、臨床で実証されていますが、アテノロールは保険適応外になります。現在、片頭痛の予防薬として保険適応になっているのは、プロプラノロールなどの限られた薬剤のみであるため、アテノロールを服用することになった場合は、ジェネリック医薬品を選択するのがいいかと思います。

片頭痛にもあります、ジェネリック医薬品 | 差がつく医療のハナシ | サワイ健康推進課

慢性頭痛の診療ガイドライン|一般財団法人 日本頭痛学会

アテノロールの副作用について
アテノロールは副作用が少ないと言われている内服薬ですが、少なからず副作用はあります。どんな薬でも必ず副作用は存在しますし、人によって薬の合う・合わないが必ずありますので、副作用があれば、必ず医師の指示を仰ぐようにして下さい。

飲み始めの倦怠感やめまい

ピン

アテノロールの飲み始めに、低血圧などによって倦怠感やめまいが生じることがあります。倦怠感やめまいなどを訴える人は、服用してから数分から数時間後に始まり、しばらく症状が持続した後に消えているという人が多いようです。

飲み続けても特にそういった副作用が、服用期間中、ずっと続いているというわけではないようですが、我慢できないほどの症状が出た場合は、すぐに医師か薬剤師に相談するのがいいでしょう。

アテノロール錠25mg「トーワ」の効果・副作用 – 医療総合QLife

比較的多くみられる副作用

頭痛、発疹、かゆみ、気分不良、涙液分泌減少、脱力感などが副作用として見られます。症状が軽ければ心配はいらないと思いますが、症状がひどい場合は忘れずに医師に相談するようにしましょう。

アテノロール錠25mg「トーワ」の効果・副作用 – 医療総合QLife

東和薬品株式会社のアテノロール錠25mg「トーワ」(アテノロール)について、薬価、写真、作用・効果、副作用、保管方法、医療者によるお薬の評価などを掲載しています。

重い副作用の初期症状かも?

稀に、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。初期症状だけで判断することは難しいかもしれませんが、下記のような副作用がいくつか合わせて出たら、自己判断はせずに医師に相談して検査してもらうようにしましょう。

・呼吸困難・倦怠感・むくみ(心不全)
・徐脈(房室ブロック、洞房ブロック)
・歯茎からの出血・青あざ(血小板減少症、紫斑病)

アテノロール錠25mg「トーワ」の効果・副作用 – 医療総合QLife

アテノロールは凄い薬だった!
ピン

β受容体遮断薬のアテノロールは、高血圧症や狭心症、不整脈の治療薬として使用されるだけではなく、片頭痛の予防薬としても使用されることがあったとは…薬は奥が深いですね。

薬の取り扱いは、信頼する医師や薬剤師の指示に基づいて服用することが重要ではありますが、自分が飲む薬、大切な家族が飲む薬のことは、自分でも少し勉強してみると、いろいろわかることがあるかもしれませんね。緊張で足が震える!そんなときには「薬を飲む」という選択肢もある
緊張する原因は?
神経にストレスがかかり興奮してノルアドレナリンが出る
セロトニン神経系の機能低下
病気?社交(社会)不安障害
不安
緊張しない方法は?
深呼吸する
ツボを刺激する
1.労宮(ろうきゅう)
2.内関(ないかん)
3.合谷(ごうこく)
緊張を受け入れる
シミュレーションする
緊張を緩和する薬の種類は?
錠剤タイプ
ドリンクタイプ
顆粒タイプ
緊張を緩和する市販薬でおすすめは?
ウット
アロパノール
イララック
病院で処方される「緊張を緩和する薬」は?
インデラル
デパス
「ここぞ!」というときに試したい「緊張を和らげる薬」
緊張で足が震える!そんなときには「薬を飲む」という選択肢もある

面接、会議でのプレゼン、初対面の人との会食、緊張しちゃいますよね。心臓はバクバク、頭は真っ白、思うように言葉は出ないし、頭や脇の下からはイヤな汗が大量に出てきた…「こんな思いをするのなら人前になんて一生出たくない!」なんて思っていませんか?

「慣れだよ、場慣れ、数をこなせば大丈夫!」とか「事前に練習しておけば安心」とか「相手が赤ちゃんかぬいぐるみだと思えば怖くない!」とか、緊張しない人は実に気軽に言うんですよね。でも、悩んでいる人にとっては「そんなにカンタンじゃない!」ものです。

「失敗したらどうしよう」と悩んで引きこもってしまったり、頭痛やめまいが生じるほど緊張してしまうのなら「薬に頼る」というも一つの方法です。今は安全で効果テキメンの「緊張を和らげる薬」がたくさんあるんです!

緊張する原因は?

「日本人の8割は人前で緊張する」んだそうです。他の人はぜんぜん緊張していないように見えるかもしれませんが、実はみんな緊張しているんですね。中でも特に緊張の度合いが強い人は「あがり症」や「シャイな人」と呼ばれ、「性格の問題」として片付けられてしまうことが多かったと思います。

でも過度な緊張は、単なる「性格の問題」だけではなく、様々な脳の反応が関係しているものなんです。

神経にストレスがかかり興奮してノルアドレナリンが出る

不安や緊張には自律神経の働きが大きく関わっています。自律神経は、緊張や興奮を司る交感神経と休息やリラックス感を司る副交感神経という真逆の働きをする神経に分かれていて、この2つのバランスをとることで正常な健康状態を維持しています。

人は何らかのストレスを感じると、脳の指令を受けノルアドレナリンが分泌されます。このノルアドレナリンが交感神経を刺激することで、心拍数や血圧の上昇、震えなどの身体症状を引き起こし、緊張、興奮、覚醒、集中力の向上などの精神作用をもたらします。

ノルアドレナリンが適度に分泌されている状態では、やる気や集中力がアップして、仕事や勉強のパフォーマンスを高める効果がありますが、過剰に分泌されると、不安やイライラが増幅し落ち着きがない状態になってしまいます。

セロトニン神経系の機能低下

セロトニンとは、リラックスや癒しを司る副交感神経を刺激する脳内物質で、安定感や平常心をもたらすもので、別名「幸せホルモン」とも言われています。 

セロトニンが不足すると、過食、拒食、下痢、便秘といった身体症状を引き起こし、過敏、キレやすい、イライラ、緊張などの精神的症状が現れます。また、睡眠ホルモンである「メラトニン」も抑制されてしまうため、寝つきが悪くなったり、熟睡できないなどの不眠症状に悩まされることもあるようです。

セロトニンには、ノルアドレナリンの過剰分泌を抑える働きもあります。このバランスが乱れてしまうことで、あがり症や過度な緊張に繋がっていることが考えられます。

病気?社交(社会)不安障害

人前で話しをしたり、初対面の人を会うことは誰でも緊張するものですが、時間の経過や経験を重ねることで緊張が和らぐのが普通です。でも、「何度やっても慣れない」「会話に支障をきたすほどの身体症状が現れる」というのは、「社交不安障害(Social Anxiety Disorder: SAD)(注1)」という病気の可能性があります。

社交不安障害とは、他人からの否定的な評価を恐れるあまり、社会的な行為に過剰な不安や緊張を覚えるというもので、具体的には、知らない人と会うことや、注目される場面での発言や発表、人前で話す、電話する、食事する、文字を書くなどの社会的な行為に対して、不安、緊張、恐怖などを感じるものです。

身体症状として、赤面、発汗、ふるえ、動悸、声がでない、息苦しさ、腹痛、尿意、ぎこちない行動などが現れるため精神的な苦痛を感じ、「他人からおかしいと思われるのではないか」という恐怖心からまずます緊張感を高めるという悪循環に陥ります。

「あがり症」「赤面症」「対人恐怖症」などもこの「社交不安障害」の一つで、「回避性人格障害」は、この社交不安障害が重症化したものと考えられています。この病気は、特別珍しい病気というわけではなく、アメリカの調査によれば、発症率は7人に一人で、10代半ばで発症することが多いと言われています。

学生時代は我慢して何とかやり過ごしてきたけれど、社会に出てからはそうもいかず、仕事への影響や結婚などに対する不安から30代になって初めて病院を訪れるという人が多いようです。

原因は前述したような、ノルアドレナリンの過剰分泌やセロトニンの機能不全の他、遺伝によるものではないかという仮説もあるようです。また、恐怖症状については、脳の偏桃体の働きが大きく関わっているのでなないかと言われています。

(注1)以前は「社会不安障害」と訳されていましたが、2008年に日本精神神経学会によって「社交不安障害」に変更されました。

不安

「失敗するかもしれない」「自分には絶対ムリ!」などのネガティブ発想、「過去に大失敗をした」というトラウマ体験、「十分な練習ができなかった」「まだ準備が出来ていない」という自信のなさ、「うまくやって人に認められたい」という承認欲求など、様々な思考が人を不安にさせてしまいます。

不安感が募れば、それがストレスとなって自律神経のバランスが乱れてしまいます。このような思考習慣が原因であがり症になってしまう人も多いようです。

緊張しない方法は?
緊張を和らげるにはいくつかの方法がありますが、その中から効果的なものを4つ紹介しましょう。お薬に頼る前にちょっと試してみてください。手のひらに書くおまじないより効きますよ。

深呼吸する

ドキドキして心拍数が上がっているときは、息を吸うばかりで、吐ききるということをしていません。ゆっくりと深い深呼吸をすることで、心拍数が安定していきます。

胸や肩で浅い呼吸を繰り返す胸式呼吸は、交感神経を刺激してさらに動悸が激しくなってしまうので注意しましょう。深呼吸をするときは、リラックス効果が高まる腹式呼吸がおススメです。

腹式呼吸は、鼻から息を吸ってお腹にため、息を吐き出すときにお腹をへこませるように意識します。吐き出すときは、口をすぼめてゆっくりと吐き出してください。お腹を意識することで、横隔膜が動きます。

横隔膜周辺には副交感神経が密集しているため、呼吸の刺激で副交感神経を優位に立たせることができ、気持ちをリラックスさせることができるそうです。

ツボを刺激する

緊張しているときは、身体がこわばっているものです。ツボ押しは血行を促進し、身体の緊張を和らげる効果があります。基本のツボは労宮、内関、合谷の3つ。即効性があり、人目を気にせずできるのでおススメです。

1.労宮(ろうきゅう)

掌のど真ん中と言って良いポイントです。掌を見て手の力を少し緩めてください。一番引っ込んでいる所です。あまり神経質にならずに、その辺りを反対側の親指で押してあげるとよいのです。

2.内関(ないかん)

手首の内側で、手のひらとの境目から5?(指3本分)程度下がった部分の真ん中にあるのが、内関というツボです。親指でぐっと押して緩めるとかグリグリほぐしてみてください。動悸を抑え心を落ち着かせる効果があります。また、内臓機能を高めるツボでもあるので、緊張で胃が痛くなってしまうという人におススメです。

3.合谷(ごうこく)

手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるところのくぼみ部分です。親指と人差し指の関節で挟むようにしてもみほぐしてください。目や首の疲れ、頭痛にも効果的です。

緊張を受け入れる

人間はその時々で緊張状態になったりリラックス状態になったりします。自分は人前ではすぐに緊張するとか、新しいことを任されるととても緊張してできないと言う人がいます。緊張は時に必要でありリラックスも時には必要で、どちらか一方しかないのは、ヘルシーな生活とはいえないかも知れません。

又、緊張することは、どちらかと言うとマイナス的に捉える場合が多いようですが、緊張する人は純粋な人、真面目な人、可愛げのある人とも言えます。自分は殆ど緊張なんてしないとか、どんな時でも自信を持って人前に立てるという人が、一概に良い訳でもないのです。ただ図々しく見えるだけの人かもしれません。

なので緊張した自分を、まずは受け入れましょう。緊張しては駄目、緊張する自分は小心者などと思う必要は全くありません。緊張を知っているあなたは魅力的な人です。

シミュレーションする

プレゼンや面接は、実際の場面を想定し、何度もシミュレーションしておけば自信がつくものです。想定される質問の答えを考えておくのはもちろんですが、途中を端折ったりせずに、最初から最後まで声に出して練習しましょう。一文を最後まで言い切る練習です。

よくあるのは、「この質問には●●と▲▲で答えよう」と頭で考えていても、実際に質問されたときに、「それは●●で、あと▲▲もあって…で、えっと…」というふうに、最後まで言い切ることができずにグダグダになってしまうことです。「●●です」と最後まで言い切る練習をしてください。

シミレーションは、イメージトレーニングも効果的です。話しをする自分、聞いている観衆などを具体的にイメージしてみてください。もし想像で緊張してしまったら、肩の力を抜いて脱力、深呼吸して再チャレンジです。これを繰り返していると「緊張」と「リラックス」を自分でコントロールできるようになるでしょう。

緊張を緩和する薬の種類は?

緊張によるめまいや下痢、吐き気など、身体に辛い症状が起きるようなら、一度心療内科などを受診したほうが良いでしょう。「そこまでは…」というのなら、市販されている薬を試してみるのも1つの方法です。錠剤タイプ、ドリンクタイプ、顆粒タイプなどがありますので、使用するタイミングや好みに合わせて選んでください。

錠剤タイプ

錠剤タイプが問題なく飲み込める人は、やはり錠剤が一番ラクなようです。フイルムコーティングされているものは特に、薬の味や臭いが気にならないまま飲めるので好まれているようです。ただものによっては粒が大きいので、お子さんが飲む場合には気をつけるか、お子さんには使わないほうがいいかもしれません。

ドリンクタイプ

ドリンクタイプは吸収が早いので、効果が表われるのが比較的早いようです。しかし子供には不向きなもののようですし、又大人でも定期的に飲むのは考えものです。飲むなら一本の量を飲みきらないと効果が半減するようです。

顆粒タイプ

こちらはドリンクのようにごくごく飲める自信がない人〈味などが気になって)にお薦めです。また、大粒の薬がどうしても飲み込めない人もいるので、そういう人は顆粒タイプなら比較的ラクに飲み込めます。

緊張を緩和する市販薬でおすすめは?

薬局やドラッグストア、インターネット通販などで購入できる市販薬を紹介しましょう。処方箋がなくても購入できるので、手軽に試してみることができます。

ウット

伊丹製薬から発売されている鎮静剤がウットです。成分は、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素、塩酸ジフェンヒドラミンなどで、脳の興奮を抑え、不安緊張状態の鎮静、不眠の解消などの効果があります。「寝つきが悪い」「頭痛がする」といった症状の人には効果があるようです。

ブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素は、風邪薬や鎮痛剤などにも配合されている成分ですが、眠気を誘う作用があるため、車の運転や機械操作をする人には不向きですし、同じ成分が入った薬との併用もできません。また、ブロモバレリル尿素は依存性があるため、長く常用するのは止めた方がよいでしょう。

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アロパノール

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アロパノールは、漢方薬と言える市販薬です。精神的な問題なだけに、薬の種類にセンシティブになる人も多いようです。その点、漢方薬なら比較的安心と言う人も少なくないようです。これにはドリンク、錠剤、顆粒と3種類のチョイスがあります。成分は、チョウトウコウ、サイコ、カンゾウ、トウキ、センキュウ、ブクリョウ、ビャクジュツの生薬からできています。これは眠気を催さないので運転前にも服用可能です。

イララック

小林製薬で出しているカプセルタイプのイララックは、最寄のドラッグストアや薬局で購入する事ができます。気持ちを落ち着かせる効果があり、植物由来の成分という事で利用する人も多いようです。イララックは服用後は運転を控えましょう。

パッシフローラ乾燥エキス、チョウトウコウ乾燥エキス、カノコソウエキス、ホップエキスという生薬が配合されています。

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病院で処方される「緊張を緩和する薬」は?

「市販薬は正直いって効果がイマイチ…」と感じる人も多いですよね。海外で販売されている薬には、かなり効果が高いものもあるようです。

しかし、日本では認可されていないため、入手するには病院で診察を受けて処方箋をもらうか、インターネットの輸入代行を使うしかありません。薬の輸入代行を行うサイトは、インターネットで簡単に見つけることができますが、トラブルも少なくないので注意が必要です。

緊張を緩和する薬は、その主成分によって作用の仕方が違いますし、副作用もゼロではありません。その人の症状にあったものや、その他の身体症状に支障をきたさないものを選ぶためには医師の診断が必要です。効果の高いものが必要であれば、まずはお医者さんの診断を受けましょう。

インデラル

badr.hashmi

2chのメンタルヘルス板にスレが立つほど評判なのが、イギリスの製薬会社アストラゼネカが製造・販売するインデラルです。インデラルは、βブロッカーという心拍数を抑える効果がある薬で、狭心症や高血圧症の薬としても使用されています。

動悸や震えを抑える効果が高く、速効性があります。習慣性はありませんが、気管支喘息や心不全などの身体疾患がある場合は、注意が必要です。

デパス

nuu016

田辺三菱製薬が製造・販売している抗不安薬がデパスです。国産の製品ですが、処方薬なので購入には処方箋が必要になります。錠剤と顆粒のタイプがあります。

これを飲むと眠気が出る、逆に眠くならない、などの声もありますので、大事なイベント前などで使用する前に、自分の体質に合っているか確かめるのが良いかもしれません。

ベンゾジアゼピン系薬物の抗不安薬で、交感神経に作用し興奮を鎮め、身体の緊張をほぐす効果があります。即効性がありますが、効き目は3時間程度と持続時間は短めです。「ここぞ」というときにピンポイントで使用する人が多いようです。依存性の懸念があるため、長期の連続使用は避けたほうが良いでしょう。

「ここぞ!」というときに試したい「緊張を和らげる薬」

いかがですか?緊張する原因や対処法、そして緊張を和らげる薬を紹介しました。薬や病院というと、抵抗感を感じる人も多いかもしれません。でも、緊張が原因で人とコミュニケーションすることが億劫になったり、仕事がうまくいかないというのなら、薬に頼るのも悪くないと思います。

激しい頭痛や歯痛がするときには、みなさん薬を飲みますよね?それと同じことです。常用するのは良くないかもしれませんが、「ここぞ!」というときには、ぜひ試してみてください。